STORY

BRETONについて

私たちNTCデリバは、馬肉専門メーカーとしてカナダ・アルゼンチンをはじめ、
世界中から輸入した馬肉に加工を施し、全国の専門店や百貨店などに卸売を行っています。

近年、馬肉はヘルシー志向の高まりと共に、年々需要が増えています。
実は馬は、食用以外にも様々な分野で活用されてます。
尻尾の毛はバイオリンなどの楽器の弓に。また脂は馬油へと精製され、石鹸やシャンプーの原料に。
そして、皮は革となり、とりわけお尻の革はコードバンという希少価値の高い革へと生まれ変わります。

ところが、私たちが馬肉を輸入している国アルゼンチンの馬革においては、
日本には全く流通していませんでした。
そこで馬を生業とする私たちは、アルゼンチン馬に対する畏敬の念を込め、なんとか革まで有効活用出来ないかと考え、馬肉と共に輸入することを決意しました。

その革を生かした商品を作ることにより、アルゼンチン産の馬革の良さを日本中に広めたいと考えています。
アルゼンチン独自のなめし技術による馬革に、日本のデザインと職人技を融合させることで、 長く愛される新しい価値観を提案していけると確信しています。

A HORSE WITH NO NAME

名もなき馬

アルゼンチン産の馬革は、ジャクソン・ポロックのアクションペインティングを連想させてくれます。
その表面が、無造作に白いペンキを塗りたくったように見えるからかもしれません。
実は、この味わい深い白色は、毛を抜くために手でふりかけた石灰による偶然の産物です。
染料や顔料で染めることなく、アルゼンチンの革なめし職人による荒々しい仕上がりをそのままに。
同じ色、柄が一切存在しない芸術性は、まさにポロックの絵画のようです。

私たちはこの唯一無二のアートを、匠の技によりバッグやウォレット類に変化させてゆきます。
たとえばバッグ。あらゆるパーツが日本の職人たちによるフルハンドメイドです。
中でもReins Knotは、BRETONの特徴的と言える手仕事のひとつ。
手綱から生まれた日本古来の結びの技に通じるテクニックです。
革帯を編みながら、アルゼンチン産の馬革で作られたバッグ本体に編み込み、
ハンドルやショルダーを形成してゆく手法は、一般的なバッグ作りとは一線を画しています。

私たちBRETONは産まれたての仔馬です。名馬ではありません。
しかし、物作りに関しては、本物志向がちょっとだけ他より強いかもしれません。

CRAFTSMANSHIP

BRETONと職人技

BRETONのバッグやウォレット類は、職人たちの技術の結晶です。
大量生産される工業品ではありません。
そこには、日本の伝統技術が無数に施されています。

アルゼンチン産の馬革で作られたハンドメイドの袋に編み込まれたハンドルやショルダーは、
7mm幅に裁断された馬革6本を、都内の革紐職人が手作業により1品ずつ仕上げたもの。
革紐で形成した輪をリング代わりにするなど、環境への配慮から金属類はほとんど使用していません。

編み紐同士を1本の紐にしてしまうテクニック、Reins Knotの多用もこだわりのひとつ。
Reins Knotは、馬の手綱から生まれた日本古来の結びの技に通じる独自の手編み手法。
この引っ張れば引っ張るほどきつく絞まる結び方は、BRETONのアイコニックな技術と言えます。

香川県の麦わら帽子職人のもとでは、アルゼンチン産の馬革を5mm幅に加工した革帯を、
職人の手加減で渦巻き状に縫製し、袋を形成しています。
型紙を一切使用しない新機軸の製法です。

アルゼンチン産の馬革と日本の職人技との融合により生み出される新しい価値観は、
BRETONというブランドの魅力の礎になることでしょう。